お庭・外構をリフォームする前に抑えておきたいポイント
庭や外構を新築、リフォームをしてみたものの「こんなはずじゃなかった」「思ったのと違う!」という失敗は、残念ながらよくあること。せっかく時間と費用をかけてリフォームをするなら、絶対失敗したくないですよね。お庭や外構のリフォームをを成功させるためには、予め「リフォーム後にどの暮らしをしたいか」「どんなデザインにしたいか」をあらかじめ考えておくことが重要なカギ。
ここでは、リフォームを成功させるためにおさえておきたいポイントについてご紹介します。
1.過ごし方や目的、希望のライフスタイルを思い描く
外構やお庭に対する期待や悩みも、家族の数だけ存在します。
希望通りの外構やお庭を完成させるためには、「家族構成」「車の有無」などの基本情報のほか、「家族とどのように過ごしたいか」「スロープは必要か」「目隠しは必要か」など、 外構・お庭づくりにおいて「必要なもの・優先すべきこと」を具体的に考えておくことが必要です。
芝生を敷いて裸足で歩き回れるようにしたい/
お庭で読書などをしてゆったりとした時間を過ごしたいなど。
2.将来のライフスタイルにどのような変化がある?
将来の変化を視野に入れて、外構やお庭のデザインすることはとても大切なこと。 私たちのライフスタイルは年を重ねていくごとに変化していきます。 ガーデニングを始めたり、お庭でティータイムを楽しむようになったり。駐車場を増やすことになるかもしれません。逆に植物を育てる機会も減って、必要最小限の花壇とゆったりくつろぐためのテラスが必要になるかもしれません。成長の遅い樹木を植えたり、将来ウッドデッキをつくるためにスペースを空けておくなど、将来を見据えた配慮を少しすることで、より長くストレスのない暮らしを手に入れることができます。
3.外構のスタイルは3つ。あなたはどれを選ぶ?
外構のスタイルは「オープンエクステリア」「セミオープンエクステリア」「クローズエクステリア」の3つ。一見、大きな差は無いように感じますが、どのエクステリアスタイルを選ぶかで、住まいの印象も機能性も大きく変化します。それぞれ長所がありますので、敷地条件や周辺環境、どのように外構を使いたいかを考慮して選ぶようにしましょう。
オープンタイプ
塀で囲まず明るく、開放感があるのがオープンスタイルの特徴です。
自由に門まわりや駐車スペースの配置やデザインができ、街並みに調和した空間が演出できます。ただし、プライバシーの確保と防犯に対しての注意が必要です。
セミオープンタイプ
周囲からの視線を適度に防ぎつつ、開放感を持たせたスタイルです。目立たない門扉を設置し、低めのフェンス、生垣などで囲みます。駐車スペースはオープンになるため、門まわりから駐車スペースへの動線にデザイン上の工夫が求められます。
クローズドタイプ
敷地の外周をすべて囲うスタイルです。周囲を気にしないプライベート空間を愉しめる庭に作りたい方にはお勧めです。高級感のある落ち着いた雰囲気を演出するのに向いています。
閉鎖感を心配されることもありますが、変化をつけたデザインや色使い、素材や植栽等に工夫をすることで、お庭で過ごす時間に合わせたリラクゼーション空間を作ることができます。
4.デザインタイプが外構の印象を決定づける
よく外構(エクステリア)やお庭は、絵画を飾る「額縁」に例えられます。わが家という絵画を 「どのように飾りたいか = どのように暮らしたいか」で、選ぶデザインスタイルも変化します。
モダン
直線的ですっきりとしたラインで構成させた空間。
和洋問わず様々なタイプと融合させ、現代風にアレンジしたスタイル。
ナチュラル
木漏れ日がこぼれる小道など身近に自然を感じられる空間。
自然素材を使い優しい雰囲気のスタイル。
洋風
欧米のテイストをいかした空間。
トラディッショナルな英国、キュートな南欧、ナチュラルな北欧、
エレガントなフレンチなどのスタイル。
和風
日本人の潜在的美意識を刺激する趣ある空間。
伝統を守った本格的なスタイルから現代風にアレンジしたモダンスタイルまで。
リゾート
水や光を融合させた非日常的空間。
南国のリゾートホテルを身近で感じられるスタイル。
トラディショナル
ザ・シーズンのデザイナーはどのデザインタイプも手掛けたことがある経験豊富なスペシャリストです。
また、デザインタイプにとらわれず、お客様の思い描くデザインを新しいカタチとしてつくり出すことを得意としています。安心してお任せください。
5.あなたにぴったりの植栽は?
お庭リフォームの楽しみのひとつが、豊かな花や樹木に囲まれた暮らしです。
植栽次第で家の印象も大きく異なりますし、庭との関わり方も変わってきます。庭木は楽しむだけでなく、外からのプライバシーを守ったり、風や気候のコントロール、防犯上の効果など具体的なメリットも期待できます。
● シンボルツリー
家を引き立ててくれる「外構・お庭の顔」となるのがシンボルツリーです。日照や風通しなど、お庭の環境に合わせて落葉樹/常緑樹、花を愉しむ/実を愉しむなど、愉しみ方に合わせて選びます。
● 花壇
草花には多年草や一年草などがありますが、植え方や合わせ方により、手のかけ方が変わります。色相などのバランスだけでなく、生育のスピードによっての植え方も考慮する必要があります。
● 生垣
フェンスやブロックではなく、木を植えることで隣家や区画との境を設けます。お家全体の緑の印象が増えます。管理面・遮蔽性などを考慮して使用する樹木を選びます。
● 芝生
一般的に芝生用としてコウライシバやヒメコウライシバがありますが、比較的手入れの少なくて済むタイムや芝桜、岩だれ草、クローバー、グレゴマなどもあります。手入れの殆どない人工芝もあります。