Exterior&Garden記事
施工事例
CASE.07 U様邸
テラスに設けたパーゴラの透明な屋根で天候を気にせず緑を眺めてくつろげる
緩急のある空間づかいで癒しのシーンを生み出す
U様の住まいと塀に挟まれた日陰がちな小道を進むと、植栽やゲートの格子から奥が見え隠れして、この先に何があるのかと期待がふくらみます。小道の奥にたどり着くとあらわれるのは、明るく開けたメインの庭。性格が異なるふたつのエクステリアがお互いを引き立て合う、緩急のある空間づかいが印象的です。
メインの庭は、3方向の隣地それぞれに樹木が繁茂する、緑豊かなロケーションです。U様がこの家を建てた10年前、借景を愛でながら安らげる場所にしようと思ったことから、エクステリアづくりがスタート。以来、デザイナーの金子と相談しながら手を加え続け、今の姿に落ち着きました。
庭を囲う塀は、植栽のシルエットをきれいに浮き上がらせるスクリーンのよう。テラスの上に設けたパーゴラから、天候を気にせず緑を眺めてくつろげます。「屋根ができたことで、気軽に外に出られるようになりました。これまで以上におうち時間が充実しています」と満足そうに語ってくれました。
エントランスの一角。道路から小道を目隠しするコンクリートの壁という背景により、植栽のシルエットが際立つ
秋は紅葉、初夏は日に透ける新緑と、季節を感じさせるヤマモミジ。U様が特に気に入っている、小道の主役ともいうべき存在
化粧砂利と平石、ピンコロ石を組み合わせたアプローチの小道は和のイメージ。ゲートと植栽がほど良く視線を遮り、期待感を高める
U様邸
■施工面積:約100㎡
■施工期間:8週間
■デザイナー:
金子雅彦(ザ・シーズン神奈川オフィス)
■施工期間:8週間
■デザイナー:
金子雅彦(ザ・シーズン神奈川オフィス)
家の中はシンプルモダンなインテリア。それと調和するように、エクステリアは主に石やアルミといった硬質な素材を使い、スクエアなデザインを心がけました。建物の外壁に合わせた白をベースカラーとし、飛石などにグレーを取り入れて視覚的なアクセントに。パーゴラの塗装は、焦げ茶色にグレーを混ぜて空間になじませています。植物の量は控えめにして密集させないことで、白い塀を背景に、それぞれの形が際立つ効果を狙いました。
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※施工エリアは首都圏です。