庭と外構で実現する環境と調和した住まい
「完成した家に住まわれた施主様が『外出なんてしなくていい。家にいる時間が増えました』と言ってくださるのが何よりうれしいですね。建築家にとって一番の褒め言葉です」
そう語るのは、建築家の彦根明さん。著書『最高に美しい住宅をつくる方法』のシリーズは、眺めているだけで心が躍るような住まいづくりのエッセンスがたくさんちりばめられています。
彦根さんが考える「美しい住宅」とは、周りの環境と調和した住まい。自然や空、光といった周辺環境の美しさを、家に“引き入れる”という感覚だそうです。
もちろん、大きな庭をつくれればそれに越したことはないかもしれません。しかし「たとえ限られた敷地面積であっても、工夫次第で環境と調和する家づくりは可能になります」と彦根さん。
今回、彦根さんが紹介してくれたのは、自身が手がけた一軒の家...